ドルやユーロなど17通貨に対応した外貨両替専門。お得に両替したい方や高額の両替したい方におすすめ。東京丸の内「M changer」(エムチェンジャー)

【コラム】高額紙幣は使いづらい?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「高額紙幣は海外では使いづらいと聞くので細かい紙幣を下さい」

このようにお客様からリクエストを受けることがあります。

はたして高額紙幣が使いづらいというのは、本当にそうなのでしょうか?

両替をする際の最初のポイントは、

その通貨を発行している国で使うのか?

それとも再両替のためなのか?

という点です。

 

日本円は、国際決済通貨として米ドル・ユーロに次ぐ第3位の通貨です。

しかし、米ドルやユーロに比べて、日本円現金の両替ができない、あるいはできてもレートが悪いという国々が多くあります。

日本円のまま海外で両替した方がお得な国は、アジアの数ヶ国に限定されます。

 

発展途上国においては、圧倒的に米ドルが両替に有利です。

アジアでも、例えばミャンマーでは、日本円の両替はかなり難しく、日本で米ドルへ両替してから現地で現地通貨に再両替するのが一般的です。

このように自国通貨との交換を米ドルやユーロに事実上限定している国では、交換率は100ドル札、50ドル札、20ドル札、10ドル札、5ドル札、1ドル札と下がっていきます。

同じ100ドル札でも、落書きや汚れている紙幣は交換拒否、または、両替レートの値下げ対象になります。

 

新興国に行く際に米ドルやユーロを経由して交換しようとする場合は、最高額の紙幣を準備してください。

一般的に一番有利なレートが適用されます。

 

では、そのまま使う国に行く場合は?

例えば、米国に行くときには、日本国内の銀行で小額紙幣を混ぜた「外貨紙幣パック」を購入される方が多いのですが、この「外貨紙幣パック」は最初のタクシー代やチップの支払いには便利です。

しかし、米国や欧州各国では、クレジットカードの決済が当たり前になっていますので、空港やタクシー、公共交通機関はクレジットカードで乗れます。

 

少額の支払いはクレジットカードを利用するのも良いです。

クレジットカードは金額によって換算レートを変えません。

少額ほどお得です。

 

私は、米国に行くときには、ホテル代を現金で用意します。

ばりばりの100ドル札です。

先日もボストンのホテルに5泊しましたが、料金は1500ドルほどでした。

チェックインの際に100ドル札を15枚出しましたが、ホテルのフロントマンはきちんと数えてお釣りをくれました。

お釣りには、私の要望通り、チップ用に1ドル札を混ぜておいてくれました。

 

100ドルが敬遠される理由は、お釣りがないという理由の他に、偽札が多いということでしょう。

確かに、普通のお店で100ドル札を出すと、透かして真贋鑑定しています。

ペン型の判定機もあります。

でも、私の経験ですが、受領拒否にあったことはありません。

2007年までは、北朝鮮製と言われた(北朝鮮政府は否定)偽造紙幣が横行していた事実がありますが、きちんとした両替所や銀行で入手した100ドル紙幣は問題がないと思います。

 

日本人の間には、高額紙幣は受領拒否されるという都市伝説があります。

でもそれは少額のためお釣りがない場合でしょう。

通用する通貨を英語で「Legal Tender」と呼びます。

合法通貨を理由もなく受領拒否することはどの国でも違法です。

(日本では、1種類のコインが20枚を超える場合は、受け取りを拒否できます。)

 

少額の支払いはクレジットカードで、高額なお買い物は高額紙幣で支払うのが一番お得なのです。

5泊7日のボストン旅行で3000ドル用意しましたが、一度も受領拒否に遭っておりません。

 

ご旅行の際に、「券種パック」のために高い両替率をお選びになるのはお得ではありません。

例えば、銀行等で販売している100ドルパック(20ドル✕3枚、10ドル✕3枚、1ドル✕10枚)を入国時の小銭やチップ用に購入する。

そして、それ以外に必要な外貨は両替レートの良い両替店で用意をする。

といった両替をされるのが良いのではないでしょうか?

 

レートが2円違えば、1000ドルで2000円です。

目についたスーパーマーケットで、お菓子でも買って、小額の紙幣に崩すのがお得でしょう。

 

なお、海外旅行ガイドブックで有名な ”地球の歩き方Web” には、

”小さな商店では50ドルや100ドル紙幣は取り扱わないことがある”

と記載されていますが、これはキオスクやコーヒースタンドのことでしょう。

 

忙しいキオスクやコーヒースタンドでは、数ドルの支払いで高額紙幣を出されるのは迷惑と思います。

日本で、駅でガム1個買うのに1万円札出すのは嫌がられるのと同様です。

 

また、”Wikipedia日本版” には2ドル、50ドル、100ドル紙幣は「流通は稀」と記載されていますが、

Wikipedia英語版には、2ドル紙幣は「Circulation Limited(流通は限定的)」とあるものの、

50ドル、100ドル紙幣は他の券種と同様に「Circulation Wide(広く流通)」とか「Frequently Used(よく使われる)」と表示されています。

日本版の方が、日本の都市伝説の影響を受けていて、記述が正確ではないと思います。

このように、高額紙幣を極度に怖がる必要はなく、上手く活用すればよりお得に使えるのです。

 

 

追伸

少し上級者向けのお話です。

クレジットカードは大変便利ですが、国外でクレジットカードの利用の際には、クレジットカードが適用する両替レートを考える必要があります。

例えば、新興国の現地通貨決済の場合、クレジットカードの両替レートがものすごく悪かったという経験をされた方もいらっしゃるでしょう。

米ドルの場合、銀行のTTS(※1)+1.63%程度の外貨取扱手数料(※2)を加味して、クレジットカードの両替レートが設定されます。

一般的には、良い両替レートで現地通貨を準備して、現金で支払いをするのが最も有利です。

※1
「Telegraphic Transfer Selling rate」の略で銀行が顧客に外貨を売るレート(顧客が買うレート)
これは現物での取引ではなく電信扱い、つまりシステムを通して電子的に処理されるものを指す
米ドルでは市場レート+およそ1円のスプレッド
※2
カード発行会社によって手数料率は異なる。1.5%~2.5%程度。1.63%の手数料率は最低レベル

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