アラブ首長国連邦はアブダビ、ドバイ、シャールジャ、アジュマーン、フジャイラ、ウンム・アル・カイワイン、ラアス・アル・ハイマの各首長国が統合した連邦国家であり、首都はアブダビである。
首都のアブダビより、最大都市であるドバイの方が我々にとっては馴染みがあるでしょう。
アラビア語が公用語であるが、人口の約90%が外国籍の労働者のため英語やペルシャ語等の多言語も広く使われている。
アラブ首長国連邦の約80%を占める国土を有するアブダビでは経済の主力が豊富に埋蔵されている石油に対し、ドバイでは貿易、工業、金融が主力であり、さらに近年では産業の多角化を進めており、世界各国の大企業がドバイに進出してきている。
アブダビとドバイの2つ首長国が政治と経済の中心であり、政治のアブダビ・経済のドバイと言われるようになってきている。
国際社会では、この2つの首長国以外の知名度はあまりない。
1998年以来、為替レートは1ドル当たり3.6725ディルハムにペッグ(固定相場)されている。
イスラム教の戒律に関しては、7つの首長国でドバイが比較的戒律が緩く、許可を受けた飲食店や販売店では酒類を買える場合もあるが、最も戒律に厳しいシャールジャ首長国は禁酒国であるので酒類の持込み、飲酒が禁止であるので注意が必要である。
1ディルハム硬貨と1ペソ硬貨の寸法が同じであるため、2006年頃には自動販売機を使った詐欺が発生した。
1ペソ硬貨は約0.07ディルハム程度の価値である。
1ディルハム=およそ29.4円(2020年3月現在)