国際的に広く使われ非常に流動性の高いメジャー通貨の一つである。
アメリカドル・ユーロと並び世界三大通貨として国際的に認知され多く使われている。
貿易立国であるため、世界経済の動向、特にアメリカとの関連性が強く、米ドルの動きによって為替相場が左右されやすい。
近年、外国為替市場では世界の政治情勢不安や金融危機などのリスクが高まると、リスク回避のために円が買われる傾向にある。
これは日本が慢性的な経常黒字であること、テロなどの標的になりにくい等の理由で信頼度が高く円が安全資産とされているからである。
かつては、世界情勢不安などの局面においてはドルが買われることが多く、「有事のドル買い」と言われていたが最近は「有事の円買い」が頻繁に行われている。
日本円は世界的に見ても超低金利通貨のため、円を安く調達し高金利通貨で運用するキャリートレードの代表通貨でもある。
急な円高が起こった場合に日本政府・日銀が円高是正のために為替介入を行う事がある。
他国通貨と比べて急激な円高が進むと、政府介入警戒感のため、上値が抑えられやすくなる。
新しいデザインの1,000円札、5,000円札、10,000円札が2024年度から流通開始予定である。