戦後、朝鮮銀行が南北に分割され、南は1950年に設立された韓国銀行に引き継がれた。
その直後勃発した朝鮮戦争中、ソウルを占領した北朝鮮は、韓国銀行に保管されていた大量の予備の紙幣を使った。
その後は、ウォン→ファン→新ウォンと実質的デノミである通貨変更が行われた。
1962年朴政権下に登場した新(現)ウォンは当初米ドルに対して固定制であったが、石油ショックなどによる数度の切り下げを経て、1997年12月、アジア通貨危機の最中に変動相場制に移行した。
最高額の紙幣が50,000ウォン(日本円で5,000円程度)で10,000ウォン紙幣の導入も検討されたが、2009年に紙幣のデザインを巡り紛糾し計画は断念された。
その後は、高額な買い物はクレジットカードを利用するのが一般的となっており、新高額紙幣の発行論議は盛り上がっていない。
昨今の、独島(竹島)や慰安婦問題で、日本政府との関係が良くなく、日韓通貨スワップ協定が失効したままとなっているが、韓国政府は、十分な外貨準備があるので心配はないという立場を取っている。
通貨保護の観点から国外への持ち出しを制限している。
1ウォン=およそ0.0928円(2020年2月現在)
高額な買い物に対しては所得控除制度があるクレジットカード決済がオススメ!