ケニア共和国は、東アフリカに位置し、旧イギリス植民地である。
首都のナイロビはマサイ族の言葉で「冷たい水」を意味し、水が豊富である。
経済、商業、物流の中心地として、ケニア共和国は東アフリカ地域で一番の経済規模を誇り、海外直接投資も近年増加傾向にある。
2014年には国内総生産が581億ドル(米ドル)に達し、東アフリカ地域のGDPの40%強をも占め、経済発展が急速に加速している。
これにより、中間層の更なる拡大が見込まれ、個人消費の伸びも期待される。
こうした背景から、ケニア・シリングは同地域で最も安定した通貨と言える。
IMFは2018年のケニアのGDP成長率を5.5%と見込んでおり、ケニヤッタ大統領率いる現政府が続く見通しから、ケニア・シリングも安定して推移すると見込まれる。
1ケニア・シリング=およそ1.015円(2020年3月現在)