オランダがユーロに参加する前に使用していた通貨単位がギルダーである。
アンティルとは、2010年に解体されたオランダ領アンティルからきており、使用国のキュラソー島、シント・マールテンもかつては属していた。
現在は両国とも、オランダ王国の構成国である。
キュラソー島、 シント・マールテン共に欧米では人気の高いリゾート地であり、主要産業が観光であるため、現地人の間でもギルダーより米ドルやユーロの使用が一般的になっている。
為替はアメリカ・ドルにペッグ(固定相場)している。(1米ドル=1.79ギルダー)
紙幣は金種によって色が違うので見分けがつきやすい。
5ギルダー紙幣、250ギルダー紙幣は1998年に廃止されたため、現在はほぼ流通していない。
5ギルダー紙幣はコインに置き換わり、250ギルダー紙幣は使用頻度が低かったためである。
50セント硬貨は珍しいひし形をしている。
1アンティルギルダー=およそ57.71円(2020年3月現在)
*アイキャッチ画像は、一か国しか使用できないため今回はキュラソー島のものを使用。