ギニア共和国は、西アフリカ西端に位置し、旧フランス植民地のため、公用語はフランス語であり英語はほとんど通じない。
1959年から1971年まで流通した旧ギニア・フランと1985年以降、現在にいたるまで流通している新ギニア・フランとがある。
旧ギニア・フランは1959年にCFAフランと等価として導入された。
その後1971年~1985年までギニア・シリ(Syli)が使われ、1シリ=10フランであった。
現在流通している新ギニア・フランは1985年にシリと等価として再導入された。
100フラン紙幣及び硬貨はほとんど流通していない。
1958年にフランスから独立、「経済的自由の中での奴隷より貧困の中での真の自由を選択する。」と言ったセク・トゥーレ初代大統領の言葉が有名だが、正にこのような道を歩んでいる。
他の旧フランス植民地では独立後フランス・フランに固定されたレートだったのに対し、ギニア・フランはフランス・フランには連動しておらず、独自の道を歩んでいる。
以前は農業が基幹産業だったが、近年ではボーキサイトをはじめとする希少鉱山物が輸出産業をけん引しているほか、金やダイアモンドの採掘も有名である。
1ギニアフラン=およそ0.011円(2020年3月現在)