クロアチアは東ヨーロッパのバルカン半島に位置する共和制国家であり、クーナは、1994年に創設された通貨である。
それ以前は、旧ユーゴスラビアに由来するクロアチア・ディナールが通貨であった。
クロアチアは2013年にEUに加盟したが、ユーロは基本的に使用できない。
ローマ時代から、現在のクロアチアの一部に当たる地域では、動物のテンの毛皮が珍重され、納税にも用いられていた。
そこから「テン(またはその毛皮)」を意味するクロアチア語「クーナ」が、通貨の名称となった。
補助単位の「リパ」は、クロアチア語でボダイジュの意味である。
紙幣の表側にはクロアチアの歴史上の偉人の肖像、裏側には同国の重要な建築などの図がデザインに用いられている。
硬貨の表側には国章や額面しか彫られていないが、裏側にはブドウ、オリーブ、ナイチンゲール、クマなどクロアチアの農産物や動物のデザインが見られる。
1クロアチアクーナ=およそ15.71円(2020年3月現在)