ケイマン諸島はコロンブスにより発見された西インド諸島を構成する諸島の一つである。
島にワニ(カイマン)が多く生息していたので、ケイマン諸島と名付けられた。
ケイマン諸島・ドルは、そのイギリス領ケイマン諸島の通貨である。
1972年、ケイマン諸島・ドルはそれまで使用されていたジャマイカ・ドルと等価交換される形で導入された。
1974年から米ドルとの固定相場制が採用され、1ケイマン諸島・ドル=1.2米ドルに固定された。
主な産業はスキューバダイビングの名所としての観光と、租税回避のタックスヘブンによるオフショアバンキングである。
歴史的にケイマン諸島で直接税が課せられたことがなく、それが租税回避に利用されている。
世界的な上位50行の銀行のうち、40行がケイマン諸島に支店を持っていると言われる。
OECD諸国はケイマン諸島政府に、違法な租税回避や資金洗浄を防止するために、情報の透明性を高めるように要請している。
チップはホテルのメイドやポーターには1ケイマンドル程度を、タクシーには10~15%を出すのが普通である。
レストランでは、チップが入っていないと表示がある場合のみ、15%を支払う。
1ケイマン諸島ドル=およそ127.14円(2020年3月現在)