ブルネイ・ドルと等価でペッグ(固定相場)している。
シンガポール国内でブルネイドルが使用可能なため、おつりで渡されることもある。
逆にブルネイ国内でもシンガポールドルが等価で流通・使用されている。
1セントコインは使用できるが順次回収されており、みかける機会はほぼない。
東南アジア通貨の特徴として高い経済成長による値上がりの期待と金融危機に対する下落リスクがどちらも高いことが挙げられるが、シンガポールドルは複数の外貨に連動させたレートを採用する通貨バスケット方式で管理されているため変動幅が抑えられており、比較的安定性の高い通貨とされている。
一党独裁体制が強固で政治リスクが少ないこともシンガポールドルのリスク低減に寄与している。
リーマンショック時でも他国通貨に比べて高い安定性を示しており、シンガポール経済は貿易に大きく依存することから変動を抑えるように政策で誘導されている。
1シンガポールドル=およそ79.03円(2020年2月現在)