チリは現在、政治的・経済的に南米で最も安定した国といえる。
文化的にも成熟し、1945年にラテンアメリカ人として初めてノーベル文学賞を受賞したチリの女性詩人、ガブリエラ・ミストラルの肖像は、5,000ペソ紙幣を飾っている。
ラテンアメリカ人の一般的なイメージと異なり、チリ人には物静かで几帳面な人が目立ち、世界有数の地震国であることも踏まえて「南米の日本」と評されることもある。
加えて、チリ南部のオソルノ山は、形が富士山とそっくりで「チリ富士」と呼ばれるほどである。
とはいえ西洋文化圏なので、チップを忘れずに。
ポーターなどには「これでコーヒーでも飲んで」とスペイン語か英語で言って手渡すと感じが良い。
治安も比較的良いが、日本と比べれば、スリ、置き引きなどの危険はある。常識的な注意は必要である。
チリ・ペソは、米ドル同様に、全ての紙幣が同じサイズである。
1ペソ、5ペソ硬貨は存在するが、日本円換算で1円未満であり現在製造されていない。
1チリペソ=およそ0.128円(2020年3月現在)