バルボアという通貨名はスペインの探検家、バスコ・デ・バルボアにちなんで名付けられた。
パナマが発行しているのは硬貨だけであり、紙幣は米ドル紙幣をそのまま使い、バルボアと呼んでいるだけである。
米国のセント硬貨もそのまま流通するが、パナマの硬貨は米国では通用しない。
当然のことながら、1バルボア=1米ドルのペグ(固定相場)である。
パナマ経済は、1999年に米国より返還された(2014年拡張工事完了)パナマ運河の運営、フリーゾーンの貿易、便宜置籍船、金融業、観光などの第三次産業に依存している。
パナマ文書で有名になったように、タックスヘイブンとしても有名である。
水産業・農業に関しては、海老の養殖、バナナ栽培などがあるが、工業はあまり発達していない。
日本はパナマ運河の主要利用国であり、また日本の船舶の60%がパナマ船籍にしてあることで関係は深い。
観光資源が多いが、大都市の治安はあまり良くない。
チップは基本的に米国内と同じと考えてよい。
1バルボア=およそ107.264円(2020年3月現在)