フォークランド諸島ではフォークランド諸島・ポンドとイギリス・ポンドが両方使われている。
フォークランド諸島・ポンドは、イギリス・ポンドと等価で固定されている。
イギリス・ポンドとは紙幣と硬貨のデザインが異なるだけだが、一般にイギリスでは、イギリス国内で発行されたイギリス・ポンドしか使用できない。
19世紀前半からイギリスが実効支配しているフォークランド諸島だが、隣国アルゼンチンも領有権を主張。
1982年にアルゼンチンがフォークランド諸島を一時占領するも、イギリスが艦隊を派遣して奪還した。
フォークランド諸島ではイギリスへの帰属意識が高い。
それを反映して、1899年に初めて発行されたフォークランド諸島・ポンドの紙幣には全て表側にイギリス女王・エリザベス2世の肖像が、フォークランド諸島の紋章と地図、およびフォークランド諸島を代表する動物であるペンギンとアシカのイラストと共に描かれている。
1974年から発行されている硬貨にもフォークランド諸島の動物の姿が浮き彫りにされている。
1ポンド=およそ134.13円(2020年3月現在)