ホンジュラス共和国は、中央アメリカ中部に位置する国であり、公用語はスペイン語である。
中央アメリカで最も貧しい国の一つであり、西半球での10番以内に貧しい。
「レンピラ」は、16世紀、スペインのコンキスタドール(征服者)たちに抵抗した地元の先住民族レンカ人のリーダーの名前である。
現在に至るまでホンジュラスの英雄で、その肖像は1レンピラ紙幣と20、50センターボ硬貨に刻まれている。
通貨の名称としてのレンピラは1931年、スペイン系諸国で一般的な「ペソ」に代わって採用された。
元は1、2センターボ硬貨もあったが、廃止されて現在ではほとんど流通しておらず、5センターボ硬貨も最近では稀になっている。
インフレの進行により、小額貨幣の出番が少なくなったためとされる。
1レンピラ以外の紙幣の表側にはホンジュラスおよび中央アメリカの過去の大統領、首相、外交官の肖像、裏側にはホンジュラスの風景がデザインされている。
1980年代後半には1アメリカ・ドルが2レンピラ程度でほぼ固定されていたが、現在はアメリカ・ドルとの為替バンド制(為替レートが変動可能な範囲を予め決めた上で、その範囲内で為替レートの変動を許容する為替相場制度のこと)が採られている。
1ホンジュラスレンピラ=およそ4.169円(2020年3月現在)