マラウイ共和国は、アフリカ大陸南東部に位置し、イギリス連邦加盟国である。
1964年英国より独立し、1971年それまでのマラウィ・ポンドに代わりマラウィ・クワチャが発行された。
マラウィは最貧国の一つであり、主な産業は、たばこ、トウモロコシ、茶、綿花、コーヒーなど農業が主体である。
鉱業としてはウラン鉱山があるが、2014年以来採掘はストップしている。
主要な外貨獲得手段であるたばことウランが両方とも社会的に衰退していくのは、この国にとって不運である。
2017年のインフレ率は11.7%で世界第20位で、それ以前の5年間は年率20%以上のインフレであり慢性的なインフレ国である。
マラウィはアフリカ大陸東部に走る大きな亀裂である地溝帯でできたマラウィ湖の西側に位置している風光明媚な国であるが、近隣国ほどの観光資源はない。
マラウィ湖畔には、美しいビーチもあるが、住血吸虫が生息するので、水浴は避けた方が良い。
国土の面積は日本の1/3程度、人口は2000万人弱であるが、人口は毎年3%増加している。
独立以来大きな紛争はなく、平和な国で青年海外協力隊員として訪れた日本人が多い国である。
電気・水道・教育設備などの社会インフラは大きく不足しており、諸外国の援助に依存している。
1マラウィ・クワチャ=およそ0.145円(2020年3月現在)