ラオスは、メコン川を境にタイと接しており、文化的にも最もタイに近いメコン周辺国である。
ラオスの言語ラーオ語は、タイ語の方言と言われるくらい近い。
経済的にもタイバーツ経済圏に含まれている。
ラオス国内では、キープ、米ドルの他タイ・バーツも日常的に流通している。
港のない内陸国で、人口密度も低い。
水と落差に恵まれており、水力発電が盛んで、電力をタイに売っており、タイからは「バッテリー」と呼ばれている。
労働人口の8割が農業に従事しており、GDPの低い割には食料は豊富であり、飢餓に苦しむことのない「貧しさの中に豊かさのある国」と言われている。
共産政府樹立以来鎖国状態に近いラオスであったが、中国の改革開放、ベトナムのドイモイと同様「チンタナカーン・マイ(新思考)」と呼ばれる社会主義下の資本主義導入に取り組んでいる。
南部には日本の中小企業向け工業団地もあるが、全体的に中国資本の進出が目覚ましい。
最近は観光立国を目指し、年間300万人の観光客が訪れる。
少数民族も多いが、ラオス政府は、ラオス国民は全員ラオス人という扱いで少数民族問題は発生していない。
1ラオスキープ=およそ0.012円(2020年3月現在)